豆知識・FAQ

FAQ

企業編

  • デンカエンジニアリング株式会社(以下「DCE」)は何をする会社ですか?

    「DCE」は、1971年に「デンカ」の設備部門が独立して誕生しました。50年の長きにわたり「デンカ」の生産設備の設計や改修、メンテナンスを通して培った技術・経験を活かし、多種多様なお客様のプラント建設のお手伝いをさせて頂くトータルエンジニアリング会社です。

    デンカエンジニアリングの事業

  • 「DCE」という社名の意味について教えてください

    「DCE」とはDenka Consultant & Engineering の略称です。「デンカ」の多様な技術をバックボーンに、Consultantを通して最適なソリューションをお客様に提供するとともに、EPC(Engineering Procurement & Construction)によってそれを具体化する会社、という意味です。

  • 「DCE」の得意な分野は何ですか?

    化学、医薬、電子セラミックス、環境、資源エネルギー、鉄鋼・非鉄、製紙、食品などの各種プラントのエンジニアリングを行います。特に粉粒体のハンドリング設備については数多くの実績が有ります。

  • 海外での工事実績はありますか?

    全世界で100以上の工事・機器納入実績が有ります。また、「デンカグループ」のネットワークを活用した展開を行っています。

プラント編

  • プラント建設計画について相談できますか?相談窓口は?

    いろいろなプラントのエンジニアリングに多くの実績が有り、お客様と一緒に考え、最適な提案をさせていただきます。お問い合わせフォームにてご連絡ください。弊社担当者から御連絡させて頂きます。

    お問い合わせ

  • 化学プラント建設における「デンカエンジニアリングの強み」について教えてください

    私たちが「デンカ」のエンジニアを経験してきた技術者の集まりだということです。
    「デンカ」は無機化学・有機化学・生化学など極めて広い分野の製品を手がけている化学メーカーであり、私たちはお客様の有する技術と、創業100年のデンカの技術・ノウハウをコラボすることで、高度なニーズに応えます

  • 化学プラントの建設実績について教えてください

    私たちは多くの化学プラントを建設してきました。その実績数は国内外で70件を超えています。
    お客様の基本設計データを基に、当社が最適な設備にしてゆくことが通常ですが、必要に応じ計画段階から参画し、お客様と一緒に最適プロセスを練り上げてゆくことも行っております。

    実績紹介はこちら

粉体ハンドリング・空気輸送編

粉体ハンドリング総論

  • 粉粒体の取扱で困っています。相談できますか?

    多くの実績・経験から、最適な解決方法をご提案します。
    お問い合わせフォームにてご連絡ください。弊社担当者から御連絡させて頂きます。

    お問い合わせ

  • DCEの粉粒体ハンドリングの実績について教えてください

    50mm位の塊状物からサブミクロンの粉体まで、多くのハンドリング設備・装置の実績があります。特に空気輸送装置については数百種類の粉粒体に対して実績を有しており、お客様の多様な要望にお応えしています。

空気輸送装置

  • 粉粒体の空気輸送装置とは何ですか?

    粉粒体は、粉・粒などが集まったもので、液体や気体などの流体とも固体とも異なる独特な挙動を示します。空気輸送装置とは、粉粒体をキャリアガス(空気、不活性ガスなど)によって輸送する装置です。装置がシンプルで設置が容易であり、機械式輸送装置に対し、長距離・大量輸送が可能、密閉式なので異物の混入や粉の飛散が無いなど、いろいろなメリットがあります。詳しくは粉粒体の豆知識を参照して下さい。

    粉粒体のハンドリング技術とは

  • 空気輸送が可能な粉粒体を教えてください

    様々な粒径、形状、比重の粉粒体が輸送出来ます。粉粒体で無くても、粉粒体の性質を示すものであれば輸送可能です(プラスチック容器やキャップなど)。粉粒体には固有の物性がありますので、サンプルを分析して物性把握を行い、テストプラントで輸送試験を行うことで、輸送条件の最適化を図ります。

    • 壊れやすい(粉化しやすい)粉粒体が輸送出来ます

    粉粒体が空気輸送途中で他の粉粒体や管壁と衝突して壊れる(粉化する)場合があります。この場合、独自のスラストフロー技術により輸送速度を限界まで下げることで、プラグを形成させ、粉粒体を壊さず送ることが出来ます。

    • 微粉(サブミクロン)の粉体が輸送出来ます

    微粉は粒子間の付着力が強いため、管壁に付着成長する場合があり、空気輸送は不向きとされていましたが、付着した粉を剥離させる独自の「DTM技術」を開発することでこの問題を解決しました。カーボンブラック、酸化チタン、顔料などに実績が有ります。電子機能材料用途の超微粉や、不純物を嫌う高付加価値材料など、最新材料の輸送設備にも対応しており、着実に実績を積み重ねています。

    • 危険物が輸送出来ます

    タンクと配管が密閉のため飛散が無く、危険物の輸送に適しています。可燃物はキャリアガスを不活性ガス(N2等)にする事で安全に輸送出来ます。ビスフェノールAなどに実績が有ります。

    • 食品が輸送出来ます

    タンクと配管が密閉になっていますので異物の混入が無く、不純物を嫌う食品の輸送に適しています。輸送後の残粉を無くすことも出来ます。塩、砂糖、小麦、小豆、スープ粉末などに実績があります。

    • 輸送管の閉塞を起こさせません

    輸送管の閉塞は、粉粒体の特性に合わない設計や粉粒体の物性のばらつきなどが原因であることが多いです。この防止のため、テストプラントで粉粒体特性を把握し最適設計を行い、閉塞を防止します。また付着による閉塞に「DTM」が有効です。

  • 空気輸送装置の能力(輸送量、輸送距離など)について教えてください

    高圧空気輸送設備で500トン/hrのセメント輸送設備の実績が有ります。また、1000メートルの消石灰輸送設備の実績が有ります。高さには制限はありません。特に垂直専用の場合には、垂直専用空気輸送装置「ハイフローリフト」が最適です。

    • 複雑な輸送ルートにも対応します

    輸送ルートを配管で構成するため、複雑で狭い場所への設置が可能です。

    • 複数箇所への輸送にも対応します

    複数箇所へ分配輸送が可能です。1台のリフトタンクから同時に複数箇所へ分配輸送する方法と、輸送配管に分岐弁を設置する方法があります。同時に40箇所へ分配輸送する装置の実績があります。

    • 自動運転出来ます

    自動制御と各種センサーによる自動運転が可能です。

    • 連続して空気輸送出来ます

    リフトタンクを2台並列または直列に設置するシステムにより粉粒体を連続的に輸送出来ます。

    • 少量・短距離の輸送も出来ます

    構造がシンプルで簡単に設置できますので、少量・短距離の簡易輸送にも適します。数g/minの輸送量にも対応します。

    • 計量輸送・混合輸送が出来ます

    高圧輸送ではリフトタンクに設置した計量器により輸送量の把握が出来ます。計量器からの出力により自動システムの構築が可能です。複数の粉粒体を計量・混合輸送することも出来ます。

    • 高精度で定量輸送が出来ます

    「ハイフローニューマ」は固気二相流の原理を利用した制御技術により高精度の定量供給が可能です。幅広いレンジで輸送量の調整が可能です。

    • 高温・高圧の輸送先にも対応します

    「ハイフローニューマ」では輸送先の背圧を設計条件に織り込むことで高温・高圧の輸送先に輸送が可能です。高炉への微粉炭供給においては多くの実績を有しています。

  • 空気輸送設備のメンテナンスはどのように行えば良いですか

    キャリアガス源となるブロア、コンプレッサについては定期的なメンテナンスが必要となります。輸送装置そのものは稼働部分が無いため、ほぼメンテナンスフリーです。

    • 摩耗を引き起こす粉体の輸送もご相談ください

    特殊設計したセラミックス製耐摩耗管を使用することで摩耗を防止出来ます。