豆知識・FAQ

豆知識 第2講粉粒体の代表的な物性

粉粒体の物性は設計上重要な条件となりますが、粉粒体は状態が変化するため、常に一定の物性値を示しません。
本講では、粉粒体の物性値の中でも代表的な①かさ比重②安息角について説明します。粉粒体には、このほかにも動的な変化をする物性があります。
DCEでは最新の粉粒体試験設備を活用し、有効な物性把握を行います。

01かさ比重

粉粒体のかさ比重とは、粉粒体を入れる容器の大きさを決めるのに必要な物性です。
粉粒体の比重には、かさ比重(見かけ比重)と真比重があります。
かさ比重とは、粉粒体の質量を、空隙を含む容積で除して求めた比重です。これに対し、真比重とは、空隙を含まない粉粒体粒子そのものの比重です。
通常は、粉粒体の比重と言うとかさ比重のことを言います。
かさ比重は粉粒体の状態により、次のように分けられます。

  • ゆるめかさ比重:充分に空気を含んだ状態でのかさ比重
  • かためかさ比重:振動(タッピング)をして締め固めた状態のかさ比重

粉粒体のかさ比重は状態により変化し、いつも同じ値ではありません。
通常、粉粒体は「ゆるめ」と「かため」かさ比重の中間の状態です。

02安息角

粉粒体の安息角とは、粉粒体の流れやすさを示す指標です。ところが、安息角は測定方法によりその値が変化します。

粉粒体の安息角は空気の含み具合でも変化します。ですから、実際に使う装置・使う状態を想定し、それに見合った安息角の値を把握することが、粉粒体ハンドリング装置の設計に重要になります。